なぜ人は「天国」を捨てて不自由な現世に生まれるのか?魂が転生を選ぶ本当の理由

​あの世は、自分の思い描いたことがすべて一瞬で実現する至福の世界だと言われています。

お金の心配も、人間関係の摩擦も、病気の苦しみもありません。

​それなのに、なぜ私たちはわざわざその完璧な世界を離れ、制限と苦難に満ちた、この世(現世)へと生まれてくるのでしょうか?

​すべての願いが叶う場所を捨ててまで、不自由な地球での人生を選択する意味――。

そこには、完璧すぎる世界だからこそ存在する魂のわなと、私たちがこの地に降り立った深遠な目的が隠されています。

完璧すぎる「あの世」で魂が陥る成長の停止

​あの世の特徴は波長の法則(類は友を呼ぶ)が極限まで働くことです。

  • 善人は善人ばかりの世界で穏やかに過ごす
  • 悪人は悪人ばかりの世界で同類と過ごす

​このように、あの世では自分と同レベルの波動を持つ者同士しか集まらないため、価値観の衝突が起こりません。

​一見すると素晴らしい環境に思えますが、ここには大きな落とし穴があります。

自分と異なる価値観や、反面教師となる存在(自分とは違うタイプ)に一切出会わないということです。

​摩擦がなければ、傷つくこともありませんが、自分の未熟さに気づくきっかけも失われます。

何の不自由もなく、努力も我慢も必要のない世界では、魂のレベルを上げるための学びが完全にストップしてしまうのです。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」リスクを取って挑む魂の進化

​魂の本質は永遠であり、進化し続けたいという強烈な本能を持っています。

​何千年も変化のないぬるま湯の中にいると、魂はこのままではいけないと感じ始めます。

そこで選ぶのが、あえて制限と摩擦のある地球への留学(転生)です。

​まさに虎穴こけつらずんば虎子こじず」の精神です。

​現世というリスクに満ちた場所へ飛び込むことでしか得られない魂の成長という最高の宝物を手に入れるために、私たちは自ら進んで不自由な肉体をまとい、この世に降臨しました。

地球という環境は、善人も悪人も高次な魂も未熟な魂も、すべてが同じ空間に混ざり合って生きています。

理不尽な目にあうこともあれば、自分とは全く異なる考えを持つ人に苦しめられることもあるでしょう。

しかし、その艱難辛苦かんなんしんくや思い通りにならない不自由さこそが、魂を急速に磨き上げる最高の研磨剤となるのです。

完璧は退屈? 刺激と感動を求めた魂の冒険

​もう一つ、私たちが現世にやってくるシンプルな理由があります。

それはすべてが満たされた世界へのきです。

​想像してみてください。

ゲームの世界で最初から最強の武器を持ち、コマンド一つで敵を全滅させられ、何でも思い通りになる状態が永遠に続いたとしたらどうでしょうか?

​最初は楽しいかもしれませんが、やがて猛烈な退屈が襲ってくるはずです。

​あの世でお腹が空いたと思えば一瞬で満腹になり、あそこに行きたいと思えば一瞬で移動できる生活に飽きた魂は、こう考えます。

たまには、思い通りにならないゲームをプレイしてみたい!

  • ​努力して失敗し、悔し涙を流すこと
  • ​限界までお腹を空かせて食べる一杯のラーメンの美味しさ
  • ​障害を乗り越えて大切な人と結ばれたときの震えるほどの感動

​これらはすべて、不自由で制約のある現世だからこそ味わえる極上のエンターテインメントなのです。

​苦しみや挫折というスパイスがあるからこそ、喜びという甘みが何倍にも引き立ちます。

私たちは刺激と感動を求めてやってきた、勇気ある冒険者なのかもしれません。

今あなたの目の前にある生きづらさの正体

​私たちが今生きているこの世界は、理不尽で、思い通りにならず、時には耐えがたい苦しみを伴います。

​しかし、なぜこんな苦しい世界に生まれてしまったのかとなげく必要はありません。

​あなたはこの過酷な環境を自分の魂を劇的に成長させるための最高のトレーニングジムだと知りながら、あえて自らの意志でチケットを買ってここへやってきました。

​目の前にある障害や葛藤は、あなたが虎穴こけつに入って掴み取ろうとしている魂の成長そのものです。

​今夜は少し肩の力を抜いて、こんなに不自由な世界を生き抜いている自分を誇らしく思ってみませんか? 

あなたの魂は、この瞬間も着実に、たくましく進化を遂げています。

​筆者のひとりごと

​思い通りにならない毎日が続くと、さっさとあの世に帰ってラクになりたいな〜

なんて思っちゃいますよね(笑)

​でも、この記事を書きながら改めて思ったのは、ぜんぶ自分の思い通りになる世界って、案外スグに飽きるんだろうなということです。

​例えば、最初からネタバレされていて、主人公が絶対負けない無敵状態の映画って、見ていてつまらないじゃないですか。

ハラハラドキドキして、うわ、これどうなっちゃうの!?

って葛藤があるからこそ、最後にハッピーエンドを迎えたときに大感動できるわけで。

​そう考えると、私たちが日々、うわぁ、仕事行きたくない…

なんであの人はあんなこと言うんだろう…

って悩んでいるのも、実は魂が仕組んだ人生という映画を面白くするための演出なのかもしれません。

​どうせ不自由な地球に留学しに来ているなら、この思い通りにならなさすらも、うわー、出たよ現世名物!理不尽な人間関係!

って、ちょっと俯瞰ふかんして楽しめたら勝ちですよね。

​今日もお互い、現世でのハードモードなゲームプレイ、お疲れ様でした!

タイトルとURLをコピーしました