
背伸びをやめたら、呼吸が楽になった。
もっと頑張らなきゃ。
周りの人はあんなにできているのに。
そんなふうに、自分を追い込んでしまった経験はありませんか?
理想の自分に近づこうと努力するのは素敵なことですが、気づかないうちに、私たちは今の自分以上の自分を見せようと、必死に背伸びをしてしまうことがあります。
でも、背伸びをしている状態というのは、いわばずっとつま先立ちで立っているようなものです。
つま先立ちの毎日は、疲れてしまう
つま先立ちでいれば、ほんの少しだけ視界は高くなるかもしれません。
でも、その姿勢をずっとキープするのは、体にも心にも大きな負担がかかります。
足元はグラグラして不安定ですし、何より少しの風が吹いただけで倒れそうになってしまいます。
早くあそこまで行かなきゃと焦るほど、私たちは無理に背伸びをして、自分を大きく見せようとしてしまいます。
けれど、本当に大切なのは高く立つことではなく、安定して立ち続けることではないでしょうか。

「諦める」のではなく「認める」こと
今の現実を受け入れる。
それは、決して成長を諦めるということではありません。
今の自分にないものを嘆いて背伸びをするのをやめて、今あるものにしっかりと体重を乗せてみる。
今の自分は、まだこの位置なんだ。
これが、今の私の精一杯なんだ。
そうやって等身大の自分を認めることは、自分への降伏ではなく、本当の意味でのスタート地点に立つことだと思うのです。
地に足をつけて歩き出す
かかとを地面につけて、しっかりと大地を踏みしめてみてください。
背伸びをやめた瞬間、スッと肩の力が抜けて、驚くほど呼吸が深く、楽になるのを感じられるはずです。
無理をして作った自分ではなく、今の自分のままで一歩を踏み出す。
その一歩は小さく見えるかもしれませんが、つま先立ちでふらつく一歩よりも、ずっと力強く、あなたを遠くまで運んでくれるはずです。
等身大の自分を、もう少しだけ愛してあげませんか。
地に足をつけて歩く心地よさを、ゆっくりと味わっていきましょう。

筆者のひとりごと
結局のところ、一番疲れるのは、自分以外の誰かになろうとすることなのかもしれません。
鏡を見たときに、無理に胸を張るのではなく、少し肩の力を抜いて、まあ今の自分はこんなもんだよねと笑える余裕。
その余裕こそが、周囲の人を惹きつけ、自分自身を自由にする鍵になります。
完璧である必要はありません。
今の自分ができることを、できる範囲で、丁寧に。
そんな等身大の美学を持って、今日という日を大切に過ごしていきたいものですね。


